Communication Design
Space Design
PROLOGUE
伝統と革新の先で、自由が実りつづける。
三越の「実り」は2014年、友禅作家であり親子二代にわたっての重要無形文化財(人間国宝)である森口邦彦氏によって生み出されました。そのショッピングバッグの中には友禅の伝統技法だけでなく、グラフィックデザインとしての仕掛けやアートとしての視座など奥深い世界が広がるからこそ、多くのお客さまに愛されてきました。その誕生から10周年を迎えるにあたり、PDCは三越および森口氏と協力し、新たなブランドビジョンとデザインを展開しました。
RE-CREATION
友禅の着物「実り」には、森口氏が定めた正確な幾何学的ルールが存在します。PDCはそのデザインをすべて分解・デジタル化し、新たなパターンとして再解釈しました。森口氏の指導のもと制作された新しい「実り」のパターンは、10周年プロジェクトの核となり、未来に向けて伝統の本質を守りながら新たな表現をひらく役割を果たしていきます。
EXPANSION
10周年を機に、ショッピングバッグの枠を超えて新たな可能性をひらいた「実り」。新たなパターンは日本橋三越本店や銀座三越の建築壁面を飾り、過去と現在をつなぐ象徴となりました。一方、日本橋三越本店では、ショッピングバッグを使用した「 光背 (こうはい) 」と題した巨大インスタレーションを制作。「実り」の図柄の美しさをデジタル/プロダクトの両視点で表現しました。
EXHIBITION
日本橋三越本店で開催された「MINORI 10th ANNIVERSARY」特別展示では、約900枚のショッピングバッグで作られた巨大インスタレーションをはじめ、友禅の着物「実り」、森口氏が自ら染め上げたスケッチ、「実り」の制作プロセスを記録した動画、ヴァンクリーフやセーブルとのコラボレーションなどを展示しました。その中心には、全ての原点である友禅訪問着「実り」を展示しました。
Creative Direction: Keita Suzuki (Product Design Center), Kunihiko Moriguchi
Designer: Keita Suzuki, Ryuya Yamada, Natsuko Chikatsu (Product Design Center)
Graphic Design: Shuichi Ito (dk)
New Pattern Design "MINORI (2024)":
Concept & Draft: Kunihiko Moriguchi
Digital Design & Direction: PDC
Process Video:
Supervision: Kunihiko Moriguchi
Production: TOPPAN Inc.
Photo: Kenta Hasegawa
Special Web Site: MINORI 10th Anniversary










